君島邦雄のココノッツブログ

ココノッツ創立者であり現在は取締役会長の君島邦雄が
広報や医療に関する話題を中心に日常感じたことを勝手に書いています。

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ココノッツ創立者であり現在は取締役会長の君島邦雄が広報や医療に関する話題を中心に日常感じたことを勝手に書いています。

須賀敦子のエッセイ

2008.10.22

もう半月ほど前になりますが、知り合いの大学教授からのメールに、奥様から雑誌を買ってくるように頼まれたとありました。生協で購入すれば一割引なので大学に寄ったついでに、ということだったようです。その雑誌とは今月号の「芸術新潮」。そう言えば新聞の広告を見て、私も買おうと思っていたところでした。今月号は須賀敦子の特集です。私は須賀の読者ではありませんが、その文章への評価が高いことは知っていました。以前このブログに書いた辰濃和男の『文章のみがき方』にもすぐれた比喩の使い手として取り上げられています。
そうこうしているうちに、この弊社のサイトのお世話をしていただいているMさんもまた須賀の愛読者であることがわかりました。没後10年で、あらためて注目されているようです。
購入した「芸術新潮」。例によって写真がすばらしい。イタリアへ須賀の足跡を追った記者の文章も侮れないレベルです。そしてなによりも引用されている須賀敦子の断片の数々。
彼女が紡ぎ出すことばは音楽のようです。心地よいリズムはもちろん、旋律さえ感じさせます。思わず朗読したくなる、と言えば理解しやすいでしょうか。『声に出して読みたい日本語』など、この文章の前には全く無用のものです。
というわけで、さっそく河出文庫の『須賀敦子全集』を買って読み出したのでした。私もこの半月ですっかり愛読者になってしまいました。美しい文章は、こころを洗ってくれます。

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