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株式会社ココノッツ

君島邦雄のココノッツブログ

ココノッツ創立者であり現在は取締役会長の君島邦雄が
広報や医療に関する話題を中心に日常感じたことを勝手に書いています。

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ココノッツ創立者であり現在は取締役会長の君島邦雄が広報や医療に関する話題を中心に日常感じたことを勝手に書いています。

自分らしいって何だ?

2018.02.13

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冬季オリンピックをやっています。選手へのインタビューで「自分らしい滑りができればいいと思います」という言葉を聞くことがあります。
相撲でも「自分らしい相撲が取れれば勝てると思います」などと答える力士が少なくありません。「自分らしい」ってなんでしょう。前頭の下位にいる力士が「自分らしい」と言うなら、前頭下位らしい相撲ということで、とても三役や大関には勝てません。どうもそういうことではないらしい。「自分らしい」を「自分のベストの」と言い換えれば理解できないこともありません。
翻って、オリンピック選手でも力士でもない平凡な私たちにとって、「自分らしい」とは何かと考えると、これがまたわかりません。
たとえば「自分らしく死にたい」と言う人がいます。「自分の理想の死に方をしたい」ということなのでしょうか。何事も理想と現実は異なります。現実の自分らしい死に方とは、どのような死に方なのでしょうか。
「自分らしく生きたい」というのは、もっとわかりません。いまの自分のままぼんやり生きているのが、まさに自分らしいんじゃありませんか。ところが、どうもそうではないらしい。
こう考えて来るとぼんやり浮かんで来ます。「自分らしい」というのは「いまの自分よりもう少しよく」という意味であると。オリンピック選手には、こう言ってもらいたいですね。「もう少しうまく滑りたいと思います」。

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