Cocoknots

株式会社ココノッツ

ヘルスケア広報とは

Q15

広報業務はアウトソーシングした方がよいか?

広報の担当をたった一人でしています。業務が多くなってきたので、増員をしたいと考えたのですが、 会社からは広報業務をアウトソーシングした方が全体のコストが安くなるのではないか、と言われました。広報の仕事はコストだけで考えてはいけないような気もするのですが、どうでしょうか。

Answer

広報は基本的に経営機能の一部ですから、本来はその企業が直接行うべき業務です。しかし、システムの運用を外部委託することなどもごく当たり前のことになっています。広報業務も同様です。
欧米企業では、社内の広報スタッフは少数に抑え、PRエージェンシー(PR会社)と委託契約をして仕事を進めるのが基本になっています。PRエージェンシーの仕事はコンサルタントとしてアドバイスをしたり、記者会見を運営したり、プレスリリースを作成/配信したり、危機管理広報のサポートをしたり多岐にわたります。
広報業務のアウトソーシングは、一般には人件費と比べコストの削減に貢献すると考えられていますが、専門的な提案やノウハウの提供を受けられることなども大きなメリットです。決してコストだけではありません。
アウトソーシングをしても、PRエージェンシーは会社の内部の動きを知ったり、社内に働きかけたりすることはできません。また、メディアからの問合せに答えることも困難です。それらは社内の広報担当者の仕事です。広報業務のすべてをPR会社に丸投げしてしまいますと、いつまでたっても社内に広報の経験値が蓄積しません。
広報の仕事を実際にしてみるとわかることですが、意外に内向きの業務に時間をとられるものです。知らぬうちに業務がルーチン化してしまい、新鮮な企画を考える余裕をなくしてしまうことがしばしば起こります。 そのようなときにはコンサル型のPR会社に相談すると新たな展開の糸口が見つかるでしょう。