これから広報を始めようと考えている担当者は、まず何から手をつけるべきかと悩むかもしれません。広報活動は会社の情報を外部に伝える重要な手段ですが、医療関連の企業でも専門の広報部署を持たないところは少なくありません。そういった場合、自分で情報収集や広報について学ぶところからスタートするかと思います。
広報活動についての基本から学びたい場合は、広報関連の書籍を読むか、広報セミナーに参加することをおすすめします。書籍やセミナーを通じて、広報活動の基本が理解できます。インターネットでセミナーを探してみると、さまざまなテーマに特化したものが見つかります。Webサイトで公開されている広報のハウツー情報や、事例も参考になります。
プレスリリースを書いてみる
基本的な知識を得た後は、実践をスタートします。最初のステップとして、新商品や新しいサービスのプレスリリースを書いてみるとよいでしょう。プレスリリースは、記者向けの「企業情報を伝える公式文書」です。企業情報を伝える手段として、理想は記者会見を開くことですが、現実的には記者が全ての発表に出席するのは難しいですし、毎回記者会見を開くこともできません。できるだけ多くのプレスリリースを発信し情報提供の機会を増やすことで、記者からの注目度も上がります。
プレスリリースの書き方は、多くのWebサイトや解説本で説明されています。他社のプレスリリースを読むのもおすすめです。プレスリリースを配信するワイヤーサービスやニュースサイトのプレスリリースページ、企業のHPに掲載されているプレスリリースを見てみるとよいでしょう。形式や書き方がより具体的に理解でき、学ぶところも多いものです。企業規模や業種、発表するトピックに合わせて参考にしましょう。
プレスリリースの配信はどうやるの?
プレスリリースを作成したら、メディアや記者に配布します。配布するには記者クラブ(記者会)へ配布する、個別に記者に配信する、ワイヤーサービスを活用する、といった方法があります。自社の業界を担当する記者クラブが不明な場合は、新聞社の経済部に問い合わせます。初めて記者クラブに配布する際には配布方法や宛先、受付時間について確認しておきましょう。直接、記者クラブに持ち込む「投げ込み」の他、メール、FAXで受け付けるクラブもあります。関心を持っていただける記者には直接メールやFAXで案内します。
このように段階を踏んで情報発信を行うことで、メディアに取り上げられる機会が増え、広報活動が軌道に乗せることができます。とはいえ、ご自身で取り組むのはなかなか難しい、忙しくて時間が無い、興味をもつ記者とコンタクトした経験がない…という場合は、ココノッツのような医療分野の広報に精通したPR会社の力を借りるのもよい方法です。一度相談してみれば、役に立つ情報が得られるはずです。