フラワーホール
2016.04.5
多くの会社で入社時に渡されるのが社員章というバッジ。社員のほとんどがつけている会社と誰もつけていない会社があります。
個人的にはどうも好きになれなかったのですが、広報の責任者としてはつけないわけには行かず、在職中はずっと付けていました。新しいスーツのフラワーホールは縫い付けられていることも多く、カッターナイフなどで小さな穴を開けるのですが、その度に小さな抵抗感を感じたものです。
ある大手精密機械会社では社章をつけることを強制しないと聞きました。つけるつけないと愛社精神のあるなしには関連性がない。つけなくても会社を愛してもらえるようにするのが経営だ、といった趣旨だったと記憶しています。
近頃スーツ姿で仕事をしない企業が増えて来ました。女性社員も多くなりました。社章の前提になっていた服装が消滅しつつあります。精密機械の会社のような考え方が広まるのが必然にように思います。