司会進行の不手際で・・・
2016.03.16
シンポジウムやパネルディスカッションて、必ずと言ってよいほど時間が延びますね。そしてお決まりのように「司会進行のい不手際で、予定の時間を超過してしまいましたことをお詫び申し上げます」というコメントが発せられます。あれって、確信犯なのでしょうか。
そもそもパネリストの人数に対して時間枠が短すぎることが多いようです。冒頭のパネリストによるプレゼンテーションは、一人5分と決められていてもほとんど守られない。慣れていない方は発言のポイントを絞り込めず、よい機会だからとあれもこれも盛り込みすぎます。これは運営側の怠慢でもあります。事前チェックが甘いわけですが、エライ方だったりすると、「多すぎますよ」とも言えない事情が発生します。
そして、残り時間が5分もないのに「それでは最後にお一人ずつまとめのご発言をいただきます」などと司会者やコーディネーターが促すのはどういう神経なのでしょうか。予定時間を過ぎると聴衆の集中力は目に見えて低下します。長々とディスカッションにつき合ってきたほぼ全員が「早く終わればいいのに・・・」と思っていることをご存じないのでしょうか。
要するに聞き手のことを考えることなく自己満足でやっている結果なのでしょうね。こんなところにも顧客志向が求められるのだと思いますよ。