芝桜で描く竜神伝説
2009.05.7
勤電車の中吊り広告やTV、雑誌などでバンバン特集されていた「富士芝桜まつり」。
あれだけ毎日、目で見て、耳で聞いては否が応でも興味が湧くというものです。最近の戦略広報の流れでもありますが、新聞、TV等でニュースとして取り上げられることにより、連鎖反応的に雑誌、ラジオ、TVなどが追随して特集を組み、それを経験した一部の人々が体験談をインターネットで発信し、それをみた消費者が情報の信憑性を確信し、さらなる消費行動へと駆り立てられるという仕組みです。まんまとその戦略の乗ってしまった言い訳をしてもしかたありませんが、これは一度は見なくてはと妙に落ち着かない気分になり、このゴールデンウィークにいってみることにしました。
腰がうずうずしていた者が弊社にもう一人おりまして、彼女は早々と5月2日に現地にいったもようです。その情報によれば、6時半東京発でもすでに遅し!とのこと。サンデードライバーの事故渋滞に巻き込まれ、現地ではランチの食券を買うのに並ぶ、さらにそれを現物と交換するのに並ぶ、、、のだそうです。
それではと、こちらは山中湖近辺に前泊し、5月4日の朝8時半に出発しました。やはり出足がやや遅かったか、河口湖で早々と渋滞に突入してしまいました。しかし、渋滞はこのあたりだけ。最近はナビという便利なものがあります。美しい別荘地を通り抜け、混雑することもなく、無事にシャトルバス乗り場までたどり着きました。約一時間の快適ドライブです。
上の写真のごとく、白、薄紫、桃色、ピンク、濃いピンクと五色の芝桜で、かつて本栖湖に棲み、お山の噴火から村人を救ったという伝説をもつ竜神が美しく描かれています。
一見、人がいないように見える現地ですが、後ろを振り返るとこの人出です。それでも、早めのランチの食券売り場には、5〜6人程度が並んでいる程度で、ちょっと拍子抜けくらい。
しかし、これは序の口と気づいたのは会場を後にしてからです。
行きはよいよい、帰りはこわい、、、帰りの国道139号線はぴたっと止まったまま、上下線ともに車が動きません。行きに30分できた道のりを2時間半かけて通過しましたが、途中、会場に向かう車のナンバープレートには関西や九州の地名まで見えます。 午後から会場へ向かった方、おつかれさまでございました。人ごみに見え隠れする竜神はきっと息も絶え絶えに見えたに違いありません。