いりません
2016.08.10
友人が、最近読み返した古雑誌の中のエッセイが面白かったから、読んでいなかったら今度会うときに持ってくるとメールで知らせてきました。
友人は善意から言っているのでしょう。それを疑う余地はありません。しかし、こちらも読みたい本や雑誌は山ほどあって、それがなかなか消化しきれません。星の数ほどあるエッセイの一つを私が読んでいる可能性など極めて小さく、また読んで見れば面白いのだろうとは思いますが、なにか押しつけられているようで気が重い。そろそろ蔵書やら過去の趣味道具やらを処分しなければならない年齢にもなってきました。しかし、友人から頂戴したものとなると、おいそれと処分もできかねます。
そういうわけで、その古雑誌をお持ちいただくのをきっぱりお断りしたのでありました。断るのもよい気分ではありません。だから、私も友人知人に本を差し上げることはほんとんどいたしません。