リッチについて
2011.11.10
俳優、タレント、作家、スポーツ選手、ギョーカイ人、ニューリッチ…最近はセレブリティなんて呼ぶのでしょうか、そういう人たちがテレビや雑誌などで紹介している飲食店は、一定の地域に偏っていると思いませんか。統計をとったわけではありませんが、東京の麻布、六本木、広尾、恵比寿、代官山、青山などが圧倒的に多いでしょう。
私、東京生まれにもかかわらず、これまでそれらの地域にほとんど縁がありませんでした。代官山など、たまに行くと迷子になってしまいます。そんなわけで、グルメ雑誌においしそうな店が掲載されていても、所在地を確めては、縁がないなあとため息をついております。もちろんお値段の面からもご縁がないことが多いのですが。
そのような街々には、たぶんセレブたちのお住まいや所属事務所があるのでしょう。飲食店を開店しようとする人たちも、どうせなら北千住より(北千住にとくに恨みはありません)、パブリシティ効果のあるセレブ街の方が、と考えるのでしょう。その結果、特定の地域に集中してしまうという理屈なのだろうと推測します。
弊社は創業以来、麹町・半蔵門界隈に居座っています。近所にご同業も何社かあるものの、とくに集積しているというほどではありませんし、お客様のオフィスに近いわけでもありませんが、交通の便がほどほどよくて、おいしいランチのとれる店もほどほどある。しかも停電もない、液状化もない、マクドナルドもない。住み慣れるとそれなりに居心地のよい地域なのです。そんなわけで、ココノッツ創業4年目にして2度目の移転先も半蔵門といたしました。11月14日より新しいオフィスで業務を開始する予定です。〈kimi〉