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株式会社ココノッツ

君島邦雄のココノッツブログ

ココノッツ創立者であり現在は取締役会長の君島邦雄が
広報や医療に関する話題を中心に日常感じたことを勝手に書いています。

君島邦雄のココノッツブログ

ココノッツ創立者であり現在は取締役会長の君島邦雄が広報や医療に関する話題を中心に日常感じたことを勝手に書いています。

ちょうど時間となりました

2010.02.10

昨日は都内某所にて、正味5時間30分のレクチャーを担当しました。これだけの長時間になると、時間配分がとても難しいんです。
準備段階では、時間が余ってしまうのではないかという恐怖が先だって、ついついパワーポイントの枚数を多くしてしまいます。いざ話し始めると、今度は時間内にすべて話せるかという心配の方が強くなってきます。
回数を重ねるうちに、ある程度は伸び縮みができるようになりましたが、5時間以上ともなると、難易度が相当高い。なにはともあれ時間オーバーだけは絶対にしないように、時計を横目に突き進みました。
講演会やセミナーで、終了時間をとうに過ぎているのに悠々と話し続ける人がいますね。場内がだんだんザワついてきているのにも気がつかない。ご本人には話したい内容がまだまだあるのでしょうが、聞き手の耳にはすでにほとんど到達していません。退席しにくい雰囲気の会場だと、椅子に縛られたままこの状態を甘受しなければなりません。
ようやく長いお話が終わってほっとする間もなく、司会者が「時間は過ぎてはおりますが、ご質問がある方はどうぞ」と呼びかけます。手を挙げるなよ、手を挙げるなよと密かに念じているのに、こういうときに限って手を挙げる人がいるんですね。
その質問がまた長い。一種の演説だったりします。回答がまたまた長い。ようやく終わったと喜んだら、「他にご質問はありませんか?」とまた呼びかけるから、がっかりです。もう誰も手を挙げません。会場中が「早く終わってくれ~い」の怨念大合唱になっているにもかかわらず、司会者はじっくりと会場を見回します。この時間がとてつもなく長く感じられます。舞台に駆け上がって司会者をぶん殴ってしまいたいという衝動と戦っているうちに、長い長い講演会はお開きとなります。
そういうことが起こらないよう、昨日は途中を端折って定刻20分前に終了。それではご質問を、と会場を見回しました。
すると一番前の方が手を挙げました。「まだ20分ありますから、先ほど飛ばされたところを話してください」
リクエストに応えて、その部分の解説を加えたら、ちょうど時間となりました。長時間のレクチャーって、ホントに難しいですね。〈kimi〉

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